俺には、何もない。
身体は弱えし、仕事もできねえし、不安ばかり考えちまう。
でも、俺にはひとつだけ、誇れるものがある。
それは「勇気」だ。
怖かったさ、ここへ来るのも。
本当に自分にできるかとか。
ぶっ倒れちまうんじゃないかとか。
いろんな不安と恐怖の中で毎日を生きている。
常にそんな混沌の中で生きているんだ。
でも、それでも俺はやる。
やるしかねえんだ。
自分がどうなっちまおうが、もう関係ねえ。
俺には、ただやる、それだけだった。
やるかやられるか。
この狭間で常に生きているんだ。
俺は常に、明日死ぬかもしれない。
そんな恐怖と闘いながら生きている。
それと同時に、
「どうせ死ぬならやってみようじゃねえか。」
そんな中で生きている。
毎日頭も痛い、締め付けられるんだ。
ふとした時に、不安を感じて気がおかしくなっちまいそうなんだ。
息が苦しいときだってたくさんある。
でも、そんな中でも俺は生きるんだ。
この生が続く限り、俺は人生を試してみたい。
寝たまま、何もしないままで終わってたまるものか。
だから、俺はここへ来たんだ。
自分がどこまでやれるか。
俺の人生は、いつだってその賭けだった。
安らぐ人生なんて、俺に訪れるのだろうか。。
わからない。
でも、いつか来るといいなあ。。