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自己を見る

ああ、そうだったかもな。

俺は、完璧を求めすぎていたんだ。

理想を求めすぎていたんだ。

今だってそういうときがある。

自分の人生は、こうでなくてはならないという理想を持ってしまう時がある。

そして、その理想的な人生と今の人生を比較して

そのギャップに苦しんでいたんだ。

自分はなんてダメなんだろうとか、なんで自分はこんなことになったんだとか。

あのときもそうだ。

幼稚な話かもしれないが、ジブリを見たり、アニメを見たりすると、

その世界観がとても理想的で、自分もこういう人生を送りたかったと思ってしまう。

そして、自分の人生を見て、その大きなギャップにどうしようもない不安を感じるのだ。

そして、ひどく落ち込み、自己嫌悪に陥り、引きこもってしまった。

そうだった、思い出したよ。

あの引きこもり時期から、なぜ今俺は福島で一人暮らしで働けるようになったのか。

俺は、捨てたんだ。

自分のプライドも、自分の理想像も、自分の健康も、自分の見た目も、お金も。

そして、恐怖や不安さえも。

夢や理想に向かって生きることは、良いことなのかもしれないが、

俺は、現実と理想のギャップに苦しんだんだ。

そして、俺は変わったんだ。

理想を追い求める人生を辞めて、

今この瞬間を一生懸命に生きようって。

別に死んだって構わないくらいに。

そういう考え方に変えて、俺はここまで来れた。

新潟から福島まで運転してきたんだ。

今の俺に、プライドもクソもない。

今はただ、その日一日を全力で生きることだけ。

そして、自分に起きた出来事や縁さえも、全力で楽しむだけ。

格好つかなくたっていい、柄じゃなくたっていい、陰口を叩かれたっていい。

全力で生きる、それでいいんだ。

こうじゃなきゃダメという縛りから解放されるんだ。

あの人の人生はキラキラしてて、自分の人生は惨め?つまらない?

成功しないと自分は認められない?

そういう考えをもうやめるんだ。

自然界の動植物を見習え。

彼らは決して何者にも囚われない。

今この瞬間を全力で生きているだろう?

本当の自由人とは、

仕事をしなくてもいい人間でも、いつでもどこでも好きなことができる人間でもない。

本当の自由人とは、今この瞬間を全力で生きられる人間だ。

相手が誰であろうと平等に人を見ることができる人間だ。

仕事をしていないからこの人はダメとか、私の方がお金を持っているから上とか。

これは身体に悪いから食べないとか、可愛くない私はダメとか、成功してなきゃダメとか。

そういうプライドとか、善悪に囚われない人間こそが、本当の自由人だ。

人生の一日一日を全力で生きれれば、それでいいのだ。

これが、俺がここまで来れた理由だよ。